韓国語の固有数詞の読み方と使い方

目次
- ○ Ⅰ 固有数詞
- ・固有数詞は1~99まであります。100以上は、漢数詞を使います。
- ・11以上は、漢数詞の時と作り方は同じです。
- ・後ろに名詞が続く時、形の変わるものがあります。
- ○ Ⅱ 使う場面
- ○ ➀ 時間
- ○ ➁ 期間
- ○ ③ 年齢
- ・年齢の表現方法には、漢数字+ 세〔歳〕もあります。
- ・韓国の歳は数え年です。
- ○ ④ 助数詞
- ・「~本」の時に注意!
- ・「ひとつください」という時は、하나 주세요 と言います。
- ・ひとり(で) 혼자(서)、ふたり(で) 둘이(서)、三人(で) 셋이(서)、四人(で) 넷이(서)
- ・※ 疑問詞は 몇 (何~)
Ⅰ 固有数詞
日本語の「ひとつ、ふたつ、‥」に当たります。日本語では固有数詞は10(とお)までですが、韓国語は
固有数詞は1~99まであります。100以上は、漢数詞を使います。
1 2 3 4 5
하나 둘 셋 넷 다섯
6 7 8 9 10
여섯 일곱 여덟 아홉 열
20 30 40 50
스물 서른 마흔 쉰
60 70 80 90
예순 일흔 여든 아흔
11以上は、漢数詞の時と作り方は同じです。
例)11⇒10+1
열 + 하나 ⇒ 열하나 [여라나]
後ろに名詞が続く時、形の変わるものがあります。
하나 ⇒ 한
둘 ⇒ 두
셋 ⇒ 세
넷 ⇒ 네
스물 ⇒ 스무
Ⅱ 使う場面
日本語で「ひとつ、ふたつ、‥」と使う場面より、広い場面で使います。
➀ 時間
1時 2時 3時 4時 5時
한시 두시 세시 네시 다섯시
6時 7時 8時 9時 10時
여섯시 일곱시 여덟시 아홉시 열시
11時 12時
열한시 열두시
※13時、14時という24時間での表現は、電車などの時刻以外には使いません。
例)午後1時⇒오후한시
午後2時⇒오후두시
➁ 期間
期間については、日本語に、「ひと月、ふた月・・」という言い方と「1か月、2か月・・」という言い方があるように、韓国語にも2つの言い方があります。1か月、2か月の時は、固有数詞の한달 두달を使い、3か月以上は、삼개월 사개월・・を使うことが多いです。
ひと月 ふた月 み月 よ月
한달 두달 세달 네달
1か月 2か月 3か月 4か月
일개월 이개월 삼개월 사개월
③ 年齢
1歳 2歳 3歳 4歳 5歳
한살 두살 세살 네살 다섯살
6歳 7歳 8歳 9歳 10歳
여섯살 일곱살 여덟살 아홉살 열살
20歳 30歳 40歳
스무살 서른살 마흔살
年齢の表現方法には、漢数字+ 세〔歳〕もあります。
年齢の表現方法には、漢数字+ 세〔歳〕もあります。
1歳 2歳 3歳 4歳
일세 이세 삼세 사세
例) 70歳の老人 ⇒ 칠십세 노인〔老人〕
20代、30代 ⇒ 이십대、 삼십대〔代〕
韓国の歳は数え年です。
韓国では、公式的には満年齢を使っていますが、日常の生活では数え年です。
数え年は、生まれた時1歳で、毎年、新年を迎えて、皆が一緒にひとつ歳を取ります。数え年は、昔の中国式で、日本も以前は使っていましたが、今では神社の厄年表くらいでしか見ることがなくなりました。「数え年」のことを、韓国では「韓国の歳(한국나이)」と言います。
④ 助数詞
個 개〔箇〕
歳 살
人(にん) 명〔名〕
名(めい) 분
杯 잔〔杯〕
台 대〔臺〕
冊 권〔巻〕
枚 장〔張〕
匹 마리
隻・艘 척〔隻〕
軒 채
本(瓶) 병〔瓶〕
(芯や持ち手がある) 자루
(芯や持ち手がない) 개비
樹木 그루
糸などの細いもの(筋) 가닥
房 송이
種類 가지
足(靴下、靴) 켤레
例)
1個、2個、・・⇒ 한개、 두개、・・
1台、2台、・・⇒ 한대、 두대、・・
1匹、2匹、・・⇒ 한마리、 두마리、・・
「~本」の時に注意!
助数詞の使い方は、日本語とだいたい同じですが、細くて長いものを数える「本(ほん)」が違います。韓国では、瓶なら 병 、バラなどの花なら 송이 です。花は、ひと房、ふた房と数えます。そして、芯や持ち手があるかどうかという区別は、韓国人の中でも、ちょっと混乱してる人がいます。基本は、えんぴつや杖などが 자루 で、たばこの1本2本は개비です。また、木は 그루 、糸や髪の毛は 가닥 を使います。
しかし、指や木の枝、電信柱などは 개 を使います。1個、2個です。
「ひとつください」という時は、하나 주세요 と言います。
ひとつの時は、하나 주세요 とか、하나만 주세요 、あるいは「ひとつです( 하나요)」と言いますが、ふたつからは「2個(두개)ください」のように、助数詞が必要です。
ひとり(で) 혼자(서)、ふたり(で) 둘이(서)、三人(で) 셋이(서)、四人(で) 넷이(서)
「三人で行って来ました(셋이서 갔다왔어요)」とか、お店で「何名様ですか(몇분이세요?)」と聞かれて「二人です(둘이요)」等と答える時、この形を使うことがあります。
しかし、5人以上くらいからは、5人(다섯명)、6人(여섯명)のように、助数詞が必要です。
※ 疑問詞は 몇 (何~)
例) 몇시(何時)
몇살(何歳)
몇개(何個)
몇명(何人)
몇권(何冊)