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韓国の暮らし 5【行事・イベント】

韓国の地震〔震度、被害、頻度〕について

投稿日:2021年12月15日 | 最終更新日:2024年3月4日

韓国ではほとんど地震がないため地震に慣れていません。そのため少しの揺れでも大パニックになります。
ここでは、韓国の地震についてご紹介します。

目次 ▼

1 韓国ではめったに地震はない

でも、最近増えていますし、歴史的には、韓国でも大きな地震があったことがわかっています。

ソウルでは体に感じる地震はほとんどない

私も、ソウルに住んでいて、地震を感じたことは一度もありませんでした。

2 2017年11月に韓国南部で大きな地震があった

慶北浦項北側6km地域で規模5.5地震

地震の規模マグニチュード5.5で、韓国では観測史上2番目に大きい地震だった

マグニチュード5.5だと日本では中程度の地震みたいですね。韓国では地震がほとんどないので震度という概念がありません。雪の降らない国で雪の概念がないのと同じです。

正確には「震度」はあるのですが一般の人には知られていない

テレビでも地震の規模を言うだけです。
揺れに関しては「今回の地震は規模では史上2番目だが体感威力が大きかった」というような表現になっています。

日本のニュースでは震度4くらいの推測

対馬で震度2~3くらいだったようです。浦項からだと、日本の福岡と韓国のソウルが同じくらいの直線距離になります。

私の両親も地震を感じたと言っていた

韓国で感じたはじめての地震で、とても大きく感じたそうです。両親の話では、震度2とか3くらいでが、福岡では震度1でした。

陳列棚の物が散乱したのを見ると震度4強から5弱くらい?

一部、水道管が破裂したそうです。

今回の地震では高層マンション(アパート)の壁にひびが入ったり

ビラ(中層マンション)の柱が折れ曲がったり

ビルの外壁がはがれて落ちてきた

この写真を見ると地震の規模がとても大きかったように見えます。

ところで、以前、日本の人で、看板の取り付け工事を行う仕事をしていた人に話を聞いたことがあるのですが、日本で大きな台風が来た時にビルの看板が飛ばされたり落っこちたりして、それがニュースに出たりしますよね。それを見てどれだけ風が強かったかを感じますが、看板業者の人の話では、ああいうのはみんな手抜き工事だそうです。看板の取り付けには法令による規則はないので適当に取り付けている業者も多くて、それが台風の時にはずれているだけだそうです。

ですので、今回の韓国の地震被害の写真も、どれだけ地震が大きかったかの証拠ではなく、どれだけ手抜きで工事をしたかの証拠かもしれません。

今後は建物の外壁に関して規制が必要になる

韓国で地震が起きたら、日本と違って、建物の外壁が大量に落ちて来るということを頭に入れておく必要があると思います。

3 2021年12月にチェジュ島沖で地震があった

地震の規模はマグニチュード4.9です。
揺れがどのくらいだったのかよくわかりませんが、震度でいうと震源に近いところが震度2~3くらいだったようです。

チェジュ島に近い五島列島での記録は震度1です。

これほどの地震はチェジュ島の人たちにとって生まれて初めての経験

テレビのニュースも規模4.9とやってました。でもマグニチュードのことをきちんと知っているのは専門家くらいです。歴代(観測史上)11番目の規模の地震で、チェジュ島では歴代(観測史上)で1番大きい地震だ、ということで、だいたい、皆、なんとなく理解しています。
2017年の地震の時は被害もたくさん出たのですが、この時はほとんど被害は出ませんでした。

4 韓国でも地震対策をするようになった

地震が起きたらどうしたらいいかをテレビでも伝えています。

最近は地震が起きた時震度を伝えるようになった

震度は日本と違います。日本より細かいです。
ただ、震度の概念は、まだあまり普及していません。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。