2課 私は学生です。【文法事項&ポイント】
第2課 【私は学生です】
ポイント・注意点
日本語では、普通に話す言葉、タメ口ともいいますが、
「行く」とか「いいね」とか、があって、そして、丁寧形、「です・ます」の形、
そして、敬語と、3段階あります。
韓国語でも同様です。韓国語ではタメ口を「반말」と言います。
「반」は「半分」、「말」は「言葉」、なので、直訳すると「半分言葉」、
つまり、礼儀半分の言葉、くらいの意味になります。タメ口なので、足りないですよね。
そして、丁寧形があって、敬語があります。基本は、3段階、日本語と同じです。
更に、韓国語には丁寧形が2タイプあります。
【입니다】の形と【예요/이에요】の形です。
ここでは、簡単に、それぞれを、【읍니다】体、【요】体、と呼びます。
どちらも丁寧形ですが、【읍니다】体のほうが、よりフォーマルな形です。
会社や仕事関係、あるいは、軍隊では、【읍니다】体を使いますが、
それ以外の日常会話では、【요】体で十分です。
日本語でも、「行きますか」に対して、
否定の表現が「いいえ、行きません」「いいえ、行かないです」とふたつあります。
肯定形はひとつですが、否定形はふたつあります。
形容詞でも、「寒いですか」に対して、
「いいえ、寒くありません」「いいえ、寒くないです」と、同じくふたつあります。
このふたつのニュアンスを比べると、会社の偉いさんに対してなら、
「行きません」「寒くありません」と答えるのが一般的ではないでしょうか?
「行かないです」「寒くないです」では、何かちょっと足りない感じがしないでしょうか?
もちろん、日常会話では、「行かないです」「寒くないです」で十分ですよね。
韓国語の、【읍니다】体と【요】体のニュアンスの差は、
日本語の「行きません」と「行かないです」のニュアンスの差に似ています。
日本語の場合は、なんとなく区別をしていて、はっきりした線引きはありません。
人によって、感じ方が微妙に違いますが、韓国語では、きちっと線引きをしています。
場面ごとに、どちらの表現を使うか、社会通念として、決まっています。
文法事項
1、助詞
① ~は
パッチムがない名詞が来る時は、는
パッチムがある名詞が来る時は、은
例) 나(私) ⇒나는
오늘(今日)⇒오늘은
② ~も
パッチムの有無にかかわらず 도
例) 나 ⇒ 나도
내일 ⇒내일도
2、名詞の現在肯定形、否定形
A【읍니다】体
①~です
パッチムの有無にかかわらず、입니다
例) 의사〔医者〕⇒ 의사입니다
대학생〔大学生〕⇒ 대학생입니다
②~ですか
パッチムの有無にかかわらず、입니까
語尾は上げて発音する。
例) 변호사〔弁護士〕⇒ 변호사입니까
일본사람(〔日本〕人) ⇒ 일본사람입니까
③~ではありません
パッチムがない名詞が来る時は、가 아닙니다
パッチムがある名詞が来る時は、이 아닙니다
例) 바다(海)⇒ 바다가 아닙니다
한국사람(〔韓国〕人)⇒ 한국사람이 아닙니다
B【요】体
①~です
パッチムがない名詞が来る時は、예요
パッチムがある名詞が来る時は、이에요
例) 간호사 〔看護士〕⇒ 간호사예요
공무원〔公務員〕⇒ 공무원이에요.
②~ですか
「~です」と形は同じです。語尾を上げて発音します。
③~ではありません
パッチムがない名詞が来る時は、가 아니에요
パッチムがある名詞が来る時は、이 아니에요
例) 주부〔主婦〕⇒ 주부가 아이에요.
술(お酒)⇒ 술이 아니에요.