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韓国の暮らし(03)【車・地下鉄・バス】

韓国の自転車事情〔自転車専用道路、貸自転車〕

投稿日:2021年4月24日 | 最終更新日:2023年11月29日

韓国では、日本のように日常の移動手段として自転車に乗っている人はいません。一般の人にとっての自転車は、健康づくりで乗ったりレジャーのひとつで乗るもので、普段の乗り物として使うというのは車の買えない貧乏人というイメージでした。しかし、人力で動く自転車は排気ガスを一切出さないクリーンな乗り物です。韓国政府は地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を削減するため、2010年ころから自転車を奨励するようになりました。自転車専用道路を整備して自転車の普及を促進しています。しかし自転車を所有している人が韓国にはほとんどいません。まずは自転車に気軽に乗れるよう公共貸自転車を整備して、誰でも気軽に借りられるようにしました。その結果韓国人の自転車に対する意識が変わりはじめています。

目次 ▼

1 ソウル市内でも最近は自転車を見かけることが多くなった

地下鉄駅の入口にも自転車置き場があって自転車が止められている

少し前の韓国では考えられないことです。

韓国人にとって自転車は生活用ではなく健康のために乗るもの

ジョギングをする代わりにサイクリングをするような感じです。

車やオートバイ買えないから自転車に乗っていると思われる

特に自転車で荷物を運んでいるとそう見られます。

自転車に乗れない人がたくさんいる

自転車に乗ったことがないからです。わざわざ乗ろうとしなければ韓国では乗る機会はありません。

韓国の道で自転車に乗るのは危険

危ないからわざわざ乗ろうとしませんし、子供が自転車に乗ることも考えられないことです。

2 どこかへ遊びに行った時に貸し自転車に乗って遊ぶ

自転車に乗るのは、スケート場へ行ってスケート靴を借りて友達と楽しくスケートをするのと感覚的にはあまり変わりません。
韓国では観光地へ行くと貸自転車がけっこうあります。湖の周りを回ったり、安全な道を走ります。

昔は「自転車」と言えば「ヨイド広場(여의도광장)」だった

ヨイド広場で貸し自転車を借りて広場の中を友達とぐるぐる回りました。

3 韓国政府は自転車を奨励するようになった

地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を削減するため、2010年ころから自転車を奨励するようになりました。車中心社会からの方向転換です。

自転車専用の道路が少しずつ整備されている

走っている自転車を見たことはほとんどありません。そもそも自転車を持っている人がいません。

最近は幹線道路に自転車専用車線を作っている

日本でも海外でも車の横を自転車が走っていますけど、ちょっと怖いですね。
たまにスポーツタイプの自転車に乗った人を見かけます。

3 最近は公共自転車(貸自転車)を利用する人が増えている

まず自転車に乗ってもらう、自転車の良さを知ってもらうため、政策として貸自転車を整備しました。
ソウル市では2015年10月にスタートしました。タルンイ(따릉이)と言います。
会員数は2022年に360万人を超えました。ソウル市民の38%が会員です。
年齢別では20代、30代の会員が多く、利用頻度は50代、60代が多いそうです。

スマホのアプリで簡単に借りられて価格も安い

1時間以内返却なら1000ウォン。
1週間の間、1時間以内なら何回でも借りられる定期券が3000ウォンです。

気軽に利用する人が増えている

若者たちは気分次第で利用しているようです。歩くとちょっと遠いし、バスだと乗り換えあるし、天気いいし、そんな時に軽い運動を兼ねて利用したりしているようです。

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