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韓国の暮らし(10)【健康・性格・若者】

韓国でニートが急増して社会問題になっています。韓国人の視点で紹介します。

目次

韓国では、最近までニートは全く問題にならず、ニートという言葉さえ一般には知られていませんでした。

韓国では、仕事も勉強もしていない青年は「求職断念青年」と言っていました。

最近の長引く不景気で、就職できない若者が増え、それと同時にニートも増え続けています。

2013年の資料ですが、OECD加盟国では、トルコ、メキシコに次ぎ、韓国が3番目にニート族が多いです。

日本は、下の方ですね。28位、4.5%です。
ちょっと意外な感じもしますが、日本は、アルバイトで生活しているフリーターが多いのかなと思います。

ある調査では、20代前半の13.4パーセント、20代後半の20.9%がニートという結果が出ました。

国内 青少年の中の ニート族 比率

20代後半の若者の場合、なんと5人に1人がニートです。ニートになっても、親元で生活できるくらい、韓国も豊かになったのかもしれませんけど。

就職競争に疲れたり、あきらめたりした若者が、結局ニートになっています。

実際、ニートの人が、仕事も勉強もしない理由ですが、

「遊ぶのが好きで」が38% 「適当な仕事先がなくて」が22.5%、 「やりたいことがなくて」が18.3%、

となっています。少し前まで、仕事も勉強もしない若者なんて考えられませんでした。そんな若者は不良かチンピラくらいでした。

ニートという存在自体が、今の40代以上の人たちには、とうてい理解ができません。

世代間格差というか、韓国では、時代が急速に変化しています。

ニートの問題も、日本から25年遅れくらいではじまったわけですが、

あと25年すると、韓国でも中高年ニートが問題になっていくのでしょうか?

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