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韓国の暮らし 6【健康・性格・若者】

韓国で孤独死が社会問題になっている

投稿日:2021年2月19日 | 最終更新日:2024年3月4日

韓国では、少し前までは、孤独死というのはほとんど存在しませんでした。家族のつながりが強かったからです。
しかし、一人暮らしが増え、社会環境が変わり、孤独死が急増しています。
ここでは韓国の孤独死事情について、ご紹介します。

目次 ▼

1 「孤独死」が社会問題になっている

孤独死がどのくらいいるのか正確な資料はない

家族のつながりが強い時代には存在しなかった問題のため個別の統計をとっていませんでした。最近、各報道局などが警察の資料などから独自の調査をして推定しています。

だいたい年間2千人程度が孤独死している

あくまで推測です。

孤独死が多いのは50代男性

全国 年齢代別

50代が29%で圧倒的です。
孤独死というと孤独老人のイメージがありますが、韓国の事情は少し違います。

孤独死発生比率はソウルなど大都市での発生が多い

田舎は昔のような人間関係が残っていますが、大都市では隣に誰が住んでいるのかも知らないですから、当然と言えば当然の結果です。

男女別はソウル市基準で85%が男性

まだまだ働ける独り暮らしの50代が病気などで働けなくなるとたちまち困窮してしまい、誰にも頼ることができず酒におぼれるなどして孤独死に至るケースが多いと推測されます。
女性のほうが、会社関係以外の人間関係を持っている場合も多く、また、家族のつながりも強いため、孤独死が少ないようです。

というようなケースもあり、一概には言えませんけど。

2 韓国では従来の家族関係が急速に変化している

家族のつながりが薄れ独り暮らしが増えるにつれ孤独死が増えてきた

各自治体では、孤独死をなくそうと独り暮らしの人を把握し時々見回りに行くなどしていますが、それだけでは完全には防げません。
隣に住む人がどんな人かも知らない、興味がない、そんな社会では孤独死は今後も増えていくしかないですよね。

この問題でも韓国は一気に日本を追い抜くと予想されている

以前はほとんどなかった問題ですが、日本以上に少子高齢化が進んでいます。日本を追い抜くのは時間の問題です。

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監修者

監修者の写真

<出身大学>

新丘大学家庭教育学部

<略歴>

ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

監修者の写真

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)

韓国語教室ハングルちゃん代表

<資格>

通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)

<出身大学>

京都大学農学部卒業

<略歴>

東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。