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韓国の暮らし【社会問題・社会環境】

甲は乙より絶対的に強いです

10年近く前に、남양유업(南陽乳業)という乳製品を扱う会社が、代理店に対して圧力を加えていたことが明るみに出て、不買運動が起こったことがあります。



これは、남양유업(南陽乳業)の、ある小さな代理店の店主が남양유업(南陽乳業)との電話でのやりとりを録音したものをインターネット上に公開し、担当者を告訴したことから、世間の知るところとなったのですが、남양유업(南陽乳業)は、代理店からの注文よりも、はるかに多い数をわざと持って行き、それを全部売るように圧力をかけていました。もし、全部売ることができなければ、代理店契約を破棄するとか言われ、代理店では、仕方なく、それを受け入れなければなりません。このことが報道されると、남양유업(南陽乳業)のやり方はあまりにもひどいと不買運動まで起きたのですが、しかし、こうしたやり方は남양유업(南陽乳業)に限りません。



私たちの店舗では、ゴミ企業 南陽の乳製品を一切発注しません。

ロッテデパートのあるブランド店で働いていた職員が、デパート側からの売り上げ圧力に耐えられず、デパートの屋上から飛び降りて自殺するという事件もありました。デパートでも、免税店でも、そこに入店しているブランドは、よほど力のあるルイヴィトンとかシャネルとかでない限り、皆、デパートの側から要求されるままにお金を出しています。インテリアを直すからとか、デパートの正社員が社員旅行に行くからとか、名目はいろいろです。入店ブランドでは、本来、出す義務はないのですが、でも、出さなかったら契約の更新をしてもらえないとか、店の場所をよくない場所に移されるとかされてしまいます。だから仕方なく出しています。


そのため、政府は、インテリア代を入店ブランドに出させてはいけない、という法律を作りましたが、入店ブランドが要求されるお金の名目はそれだけではないので、あまり意味はないと国民は思っています。もちろん、契約書には、おかしなことは書いてありませんが、それは関係ありません。あくまでも、立場の強い側と弱い側の関係です。それを、このころから「甲と乙」と言うようになりました。


契約書を作る側が「갑(甲)」、それに従ってサインをする側が「을(乙)」なので、「갑과을(甲と乙)」の関係と言いますが、いつでも甲が乙より強いです。「甲」や「乙」には、元々、力関係を表す意味はないのですが、そんな意味で使われるようになり、今後は、企業が作る契約書に「갑(甲)」とか「을(乙)」とか書くのをやめさせるようにするみたいですが、それだけでは本質なところは変わりません。

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