Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//老人の2人に1人が貧困老人です

韓国の暮らし【儒教・老人・自殺・葬式】

老人の2人に1人が貧困老人です

韓国では、10月2日が老人の日です。公休日(祝日)ではありませんが、法定記念日です。なぜ、10月2日かというと、国連が定めた世界老人の日が10月1日なのですが、韓国では、10月1日が国軍の日だから、1日ずらして10月2日になりました。

しかし、韓国は、老人問題が深刻です。老人貧困率は、2000年以降、ずっと40%を上回っている状態です。老人貧困率とは、老人人口のうち、中位所得(平均所得)の50%以下の比率のことです。

韓国では、老人の貧困率は50%近くになり、2人に1人が貧困老人です。


2018年OECD38か国対象65歳以上老人基準
老人貧困率は、老人人口中 中位所得の50%以下の人の比率
1位韓国、2位ラトビア、3位エストニア、4位メキシコ、5位リトアニア、6位豪州、7位アメリカ、8位イスラエル、9位日本、10位チリ、OECD平均

50%近かった最悪の時期からは多少改善されましたが、それでも、OECD加盟国中1位です。ちなみに日本は20%で9位です。

しかし、貧困老人の全てが、元々貧困だったわけではありません。財産はあったのですが、死んでから相続問題が起きるのも面倒だからと、生きているうちに、自分の息子や娘に財産を相続したところ、その後、連絡が途絶え、世話をしてくれる人がいなくなり、貧困になった老人もかなりいます。

もちろん、相続する前は、息子や娘たちは頻繁に訪れ、あれこれ面倒を見てくれました。そして、相続したあとも、ちゃんと世話はする、面倒を見る、そう約束したにもかかわらず、財産をもらったら、それっきりです。全くとんでもない話で、ひと昔前なら、ありえない話なのですが、現在の韓国では、決して珍しい話ではありません。

韓国の老人は、「子供に財産を相続すると飢え死にし、相続しないと殴られ死ぬ」そんな悪い冗談もあるくらいです。そのため、財産を相続したあと、自分の親の面倒を見ない場合、その財産を取り戻すことができるよう、불효자 방지법(親不孝防止法)の草案が政府から出され、論議が行われています。

不孝者(親不孝)防止法 '贈与財産回収' 可能

しかし、なかなか、この法案は国会を通りません。今回も難しいと思いますが、でも、そのくらい今の韓国は状況が深刻です。

ブログ一覧