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韓国の暮らし【儒教・老人・自殺・葬式】

それでも長男を大切にします

韓国では、昔から大切なのは長男でした。長男がいないと제사(祭祀)もできませんし、自分たちの老後の世話をしてくれる人がいません。

2004年のベストセラー本「大韓民国で長男として生きていく」

しかし、最近は、そのような儒教意識が薄れました。大切に育てた長男は、両親の世話どころか両親の財産をもらうことだけしか考えていない、そんな親不幸な長男が増えています。

私の知り合いの母親は、その時70歳くらいでまだ元気でしたが、全財産を長男にあげました。しかし、その長男は、母親の世話どころか、母親を老人ホームに入れようとしました。そのため、その母親は未来を嘆いて衝動的に農薬を飲んで、自殺してしまいました。そんな悲しい話が、今の韓国には、たくさんあります。

逆に、娘たちは、親孝行が多いので、最近は、生まれる子供が男の子より女の子のほうが喜ばれます。少し前までは、日本では、生まれてくる赤ちゃんが男の子より女の子のほうが喜ばれると聞いても、韓国人は理解できなかったのですが、本当に変わりました。

また、これは、旅行関係の仕事をしている人に聞いたのですが、親子3世代で旅行をするというと、以前は、老夫婦の長男夫婦とその子供であることが一般的だったのですが、最近は、老夫婦の娘夫婦とその子供であることが、ほとんどだそうです。親不孝な長男も、奥さんの両親には優しいんですね。最近は、親不孝な長男と親孝行な娘たち、というケースがとても増えています。それでも、昔からの意識が変わらない60代以上の親たちは、長男ばかりを大切にします。娘たちにもらったお小遣いを、そのままこっそり長男に渡すようなケースもあります。いくら親孝行でも、娘たちは長男の足元にも及びません。

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