韓国人は映画好き、韓国の映画事情【2023年最新版】
韓国人は映画が大好きです。人気映画は国民的関心事と言ってもいいくらい、みんなが見に行きます。もちろん、映画は映画館のスクリーンで見るべき、という国民的意識もありますから、この頃はハリウッド映画も、日本より韓国で先に公開されています。そんな韓国の映画事情を、日本と比較しながらご紹介します。
目次 ▼
- ○ 1 韓国人は映画が大好きです。
- ○ 2 日本では映画があまり人気がないので、びっくりしました。
- ・世界的大ヒットのディズニー映画『アナと雪の女王2』
- ・韓国では27%、日本では8%が映画館に行った計算です。
- ○ 3 歴代最高の観客動員映画は『ミョンラン(명량・鳴梁)』
- ・最終的に1761万人が映画館でこの映画を見ました。
- ・日本記録は、『鬼滅の刃 無限列車編』の2900万人です。
- ○ 4 韓国人は、1人当たり年に約4.12回、映画を見に行きます。
- ・韓国人は日本人の約3.5倍、
- ○ 5 2020年に韓国映画が、アメリカのアカデミー賞を受賞しました。
- ・映画に対する国民的情熱があると思います。
- ○ 6 韓国では、映画館が本当にあちこちにあります。
- ・全国の映画館数が2020年で474館
- ・スクリーンの数が3015
- ・日本のスクリーン数は2022年で3634です。
- ○ 7 韓国の映画館は、みっつの会社が独占しています。
- ・一番多いのは、CGVです。
- ・次は、ロッテシネマです。
- ・そして、MEGABOXです。
- ○ 8 最近、映画の値段が上がりました。
- ・2D映画だと、12000ウォン~15000ウォンくらい
- ・早朝割引と言って、午前中の一番早い映画が割引になります。
- ○ 9 韓国では、デートと言えば、やはり映画です。
- ・韓国の映画館には、カップル席があるところもあります。
- ・豪華なロイヤル席とかリクライナー席とかも増えています。
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 韓国人は映画が大好きです。
韓国人に「趣味は何ですか」と聞いたら、2人に1人は「映画」と答えるはずです。
デートでも映画は定番です。「映画はあんまり好きじゃないですから」なんて言ったら、恋人も友達もできません。話題の映画を見てないのは、韓国では変人になります。
私も映画が大好きです
2 日本では映画があまり人気がないので、びっくりしました。
例えば、
世界的大ヒットのディズニー映画『アナと雪の女王2』
私は、日本で公開3日目に見たのですが、映画館はがらがらでした。日曜の夜だったからかもしれませんが、あまりに人がいなくて、びっくりしました。それでも、最終的には観客数1000万人を超える大ヒットを記録しましたが、
韓国では、歴代6位の観客数1350万人を記録しています。
日本は人口が1億2800万人で、韓国は人口5000万人弱です。韓国の人口は日本の40%弱しかいません。単純計算で、赤ちゃんからお年寄りまで含めた全人口の
韓国では27%、日本では8%が映画館に行った計算です。
韓国では、どれだけみんなが話題の映画を見に行くかわかると思います。
3 歴代最高の観客動員映画は『ミョンラン(명량・鳴梁)』
「壬辰倭乱」を扱った映画です。「壬辰倭乱」は、16世紀の豊臣秀吉侵略軍を打ち負かした話です。
最終的に1761万人が映画館でこの映画を見ました。
2014年の夏に公開され、韓国の全人口5000万人の35%以上が見た計算です。
しかし、この映画は15歳以上観覧可能な映画ですし、お年寄りも映画館にはあまり行きませんから、実際には、お年寄りや子供を除いた、20代から40代の、ほぼすべての韓国人が映画館に行った計算になります。
日本記録は、『鬼滅の刃 無限列車編』の2900万人です。
2020年に公開された映画ですね。最終的に、日本人の22%以上が、映画館に見に行った計算です。
第2位は『千と千尋の神隠し』です。日本の人気映画はアニメですね。
4 韓国人は、1人当たり年に約4.12回、映画を見に行きます。
国家別1人当たり年間映画観覧回数
日本では、1人当たり約1.2回ですから、
韓国人は日本人の約3.5倍、
映画館で映画を見ている計算になります。
5 2020年に韓国映画が、アメリカのアカデミー賞を受賞しました。
『パラサイト(기생충・寄生虫)』が、作品賞など、よっつを受賞しました。
この映画は、韓国内でも観覧客数1000万人を超える大ヒット作品でした。
このような、アカデミー賞を受賞する作品が韓国で生まれる背景には、
映画に対する国民的情熱があると思います。
そのあたりが日本と違うように思います。
6 韓国では、映画館が本当にあちこちにあります。
小さな地方都市でも、ひとつやふたつ、必ずあります。
全国の映画館数が2020年で474館
コロナ禍前は500以上あったのですが、減少しました。
スクリーンの数が3015
日本は映画館数の公式なデータはなく、
日本のスクリーン数は2022年で3634です。
日本のほうがスクリーンの数は多いですね。ちょっと意外でした。
人口比では、韓国が日本の1.7倍です。
でも、映画を見る回数が、韓国人は日本人の3.5倍ですから、単純計算で、スクリーン当たりの観覧者数は、日本は韓国の半分です。
だから、いつも空いているのかもしれません。
7 韓国の映画館は、みっつの会社が独占しています。
一番多いのは、CGVです。
CGVはサムソン系列です。やはりサムソン、強いです。
次は、ロッテシネマです。
韓国では、ロッテは財閥です。いろいろな分野に進出しています。
そして、MEGABOXです。
市場占有率は、CGVが45%、ロッテシネマが35%、MEGABOXが20%です。
8 最近、映画の値段が上がりました。
以前は、日本に比べてずっと安かったのですが、今は、少し安いくらいだと思います。
2022年に上がりました。コロナで映画館に来る人が減ったためです。
2D映画だと、12000ウォン~15000ウォンくらい
3D映画だとプラス2000ウォンくらい、青少年だとマイナス2000ウォンです。
為替レートは、平均すると、だいたい100円=1000ウォンです。
早朝割引と言って、午前中の一番早い映画が割引になります。
早朝割引だと10000ウォンくらいです。
韓国では、お金はないけど映画が好きな人は、朝一で見に行きます。
9 韓国では、デートと言えば、やはり映画です。
韓国の映画館には、カップル席があるところもあります。
このくらいのカップル席なら、プラス3000ウォンくらいですが、もっと豪華なカップル席もあります。
豪華なロイヤル席とかリクライナー席とかも増えています。
映画を寝っ転がりながら見たい人向けだそうです。
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