韓国のお風呂、シャワー、トイレ事情
ここでは、韓国のトイレ、シャワー事情をご紹介します。日本と似ているところもありますが、一般家庭のトイレ、シャワーは日本とかなり違います。
目次 ▼
- ○ 1 トイレとシャワーは同じスペースにあります。
- ・中に入るときはサンダルをはきます。
- ・トイレとシャワーは同じスペースのほうが便利です。
- ・トイレとシャワーの間に仕切りはありません。
- ・昔はお風呂(浴槽)のある家も多かったです。
- ○ 2 以前は、トイレの便器にトイレットペーパーを捨てませんでした。
- ・その後、下水道がきちんと整備されていきました。
- ・2010年代が転換期でした。
- ・法律で公衆トイレのゴミ箱が禁止されました。
- ・今は日本と同じです。
- ○ 3 ウォシュレットもかなり普及しています。
- ・公衆トイレではまだまだです。
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 トイレとシャワーは同じスペースにあります。
トイレと洗面台とシャワーは、ひとつのスペースにあります。イメージとしては、日本のワンルームマンションのユニットバスのような感じですが、ユニットバスよりは広くて、壁もタイル貼りです。
中に入るときはサンダルをはきます。
シャワーを浴びる時もトイレを使う時も、同じサンダルを履きます。ですので、トイレに入ろうと思ったらサンダルが濡れている、ということもあります。
トイレとシャワーは同じスペースのほうが便利です。
韓国人は、トイレとシャワーが同じスペースにあるのは、トイレを清潔に保てていいと考えます。ちょっとトイレが汚れた時に、ササっとシャワーで洗うことができて便利です。
日本人は、トイレと浴室が別にあるほうが清潔だと考えますよね。考え方が違います。
トイレとシャワーの間に仕切りはありません。
ちょっといいマンション(アパート)だと、ホテルのように、シャワールームにガラス扉やガラスの仕切りがついていますが、普通は扉がありません。
昔はお風呂(浴槽)のある家も多かったです。
しかし、家でお風呂に入る習慣はありません。みんな1週間に1回とか、1か月に1回とか、銭湯に行ってアカスリまでやります。家にバスタブがあってもほとんど使わないので、最近の家ははじめからシャワーだけになっています。
2 以前は、トイレの便器にトイレットペーパーを捨てませんでした。
2000年代のはじめまで、トイレットペーパーをトイレに流してはいけませんでした。水圧が低かったり、下水道管が細くて、トイレットペーパーを流すとパイプが詰まってしまいました。
そのためトイレの脇にゴミ箱を置いて、トイレットペーパーはゴミ箱に入れていました。それが韓国の常識でした。
その後、下水道がきちんと整備されていきました。
きちんと整備されたアパート(マンション)では、トイレに直接流しても大丈夫になっていましたが、なんとなくそれまでの習慣で、直接捨てる人は多くありませんでした。
2010年代が転換期でした。
トイレにゴミ箱がありません。
・ご使用なさったトイレットペーパーは便器に捨ててください。
・必ず備え付けのトイレットペーパーだけを適当量使用なさってください。
・一般ごみはトイレの入り口、または、駅に備え付けのゴミ箱に捨ててください。
2012年から、駅などの公衆トイレに「トイレにゴミ箱はありません」と、張り紙が貼られるようになりました。
法律で公衆トイレのゴミ箱が禁止されました。
2018年1月から施行されました。そうしないと、なんとなんそれまでの習慣でトイレットペーパーをゴミ箱に捨てるからです。もしゴミ箱がないとその辺に捨てるため、トイレの周りがトイレットペーパーだらけになっていました。
今は日本と同じです。
家でも公衆トイレでも、トイレの便器にトイレットペーパーを流します。
3 ウォシュレットもかなり普及しています。
韓国では「ビデ(비대)」と言います。一般家庭でも普及が進んでいますし、ホテルなどでも「ビデ」が増えています。観光地のペンションでは「ビデがあること」を売りにしているところもあります。
公衆トイレではまだまだです。
インチョン空港には一部ありますが、公衆トイレで見かけることはほとんどありません。
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