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韓国の暮らし【正月・秋夕(チュソク)】

来なくていいよと言われても、行かなければなりません

最近は、簡素化したり、毎年やらないケースも増えていますが、旧正月にはその家を継ぐ長男の家で「제사(祭祀)」をします。そのために家族が集まるわけですが、その準備は長男の며느리(嫁)の仕事です。とても大変です。「祭祀」のための料理はもちろん、親戚がたくさん来るので、その分の料理などを買いに行ったり、料理を作ったり出したり後片付けしたりを何度もしなければなりません。

最近は、女性たちが皆で手分けしてやることも多いみたいですが、基本は長男の嫁の仕事です。自分の息子(長男)が結婚したら、その嫁にやらせます。ですから、長男は結婚相手としては人気がありません。旧正月だけでなく普段から舅や姑に気を使わなければならないし、将来はいっしょに住まなければならないからです。うるさい「시어머니(姑)」だと本当に大変です。日本も事情は似ているみたいですが、多分韓国のほうが大変です。

旧正月が近くなったら、長男の嫁は「お母さん、旧正月は私が早く行って全部やりますから」と電話を入れます。すると姑は「大丈夫だよ。私が全部やるから、ゆっくり来なさい」と答えます。それが普通です。でも、嫁は早く行かなければなりません。もしそうしないと、韓国では常識のない人間になり、後で何を言われるかわかりません。旦那も「別に何もしなくていいよ」と普通言います。でも、絶対に絶対に全部しなければならないんです。

시댁(媤宅、旦那の実家)へ行ったら、姑は嫁に「休んでていいよ」と言ってくれます。でも、嫁は「お母さん、大丈夫です。私がしますから」と言って、絶対に姑を休ませなければなりません。すると「いいわよ。私が慣れてるから」と姑が言うはずです。それを嫁は無理やり姑を休ませなければなりません。それが韓国の常識です。外国人にはわかりにくい、韓国人の会話ですね。

「제사(祭祀)」に関するいろいろなことは、長男の嫁が全部やることになっています。それは皆知っているので、言葉だけでも思いやるというか、そんな気持ちのやりとりをします。

目次

来なくていいよと言われても、行かなければなりません。

旧正月や秋夕には祭祀を行いますが、その準備はとても大変です。基本的に、すべて長男の嫁の仕事です。

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