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韓国の暮らし【儒教・老人・自殺・葬式】

漢江(ハンガン)の橋が自殺の名所です

ソウルの한강(ハンガン、漢江)には橋がたくさんかかっていますが、そこから飛び降り自殺を試みる人が、毎年500人くらいいます。1日に1人以上いる計算です。そして、そのうち自殺に成功するのは100人くらいだそうです。

100人という数字は、自殺者全体から見れば、大きな数字ではありませんが、한강(ハンガン、漢江)の橋から飛び降りて自殺した、とニュースに出るようなことも結構あります。10年前に、殺人を犯した元プロ野球選手も、殺人が発覚して逃げられないとわかると한강(ハンガン、漢江)の橋から飛び降りて自殺しました。

ただ、韓国の場合、本気で自殺する気はなくて「ショー」をする場合もよくあります。振られた女性の気持ちを取り戻したくて自殺騒動を起こすとか、そんなケースも結構あるので、500人のうちどれだけの人が本気かわかりません。

もちろん、通りがかった人に止められて、飛び降りることができなかった場合もあります。以前、ある개그맨(ギャグマン、コメディアン)が、橋を自転車で渡っている時に自殺しようとしている人を発見して、急いで警察に通報して助けた、ということがニュースに出ていました。

昔は、한강(ハンガン、漢江)で自殺を試みる人がいて大きな騒動になると、そこにテレビのカメラも行って、それがニュースで報道されることもありましたが、最近は、もっと大事なニュースが多くなったのか、自殺したい人は勝手に死ねばいいと思っているのか、そんなニュースはなくなりました。

한강(ハンガン、漢江)の橋から自殺をする人があまりに多いため、なんとか助けようという試みも、もちろん行われています。橋の歩道は、監視カメラで24時間監視しています。監視カメラで自殺者だと思ったら、救急隊がすぐに出動します。

でも、中には、普通に歩いていて、いきなり橋を乗り越える人もいます。その時には、救助隊がボートで急行します。

救助隊の必死の救助のおかげで、自殺者の70%は無事に救助しているそうです。でも、30%は救助できず、死体となって引き上げられます。救助隊の隊員たちは、毎日のようにそんな死体を見て、トラウマになるそうです。

しかし、助けられた人の中には、助けてくれた救助隊に、感謝の電話をしたり感謝の手紙を送る人がいて、そのことが、救助隊員のやりがいとなっているそうです。

そして、한강(漢江)の橋の中でも、自殺が一番多いのが、마포대교(マッポ・麻浦大橋)です。

마포대교(マッポ・麻浦大橋)は、여의도(ヨイド)にかかる橋で、景色もきれいな橋です。数ある橋の中で、どうして마포대교(マッポ・麻浦大橋)が、一番殺が多いのかよくわかりませんが、1970年に橋ができて以来「自殺橋」という不名誉な別名もある、名所中の名所です。

最近は、景気の悪さや、あるいは、1人暮らしが増えて身近に相談相手がいないことなどから、自殺がとても増えています。そのため、ソウル市と삼성생명(サムソン・三星生命)が共同で、自殺防止プロジェクトを作り、마포대교(マッポ・麻浦大橋)を「生命の橋」と名付け、自殺を思いとどまるよう、さまざまな防止策を講じました。

橋の欄干には、暖かい言葉が並んでいます。

ご飯は 食べた?

韓国では、身近な人同士の、あいさつ言葉です。自殺をする人は、誰も話し相手がいない人が多いため、身近な人が話しかけてくるような言葉がたくさんあります。

無事に過ごしてるでしょ?
月日が経つのは速い

一番幸せな瞬間は まだ来ていない

63ビルが見えます。  明日は 日が昇る

ハッピーエンドになるよ。

これらの言葉は、夜になると、明るく照らされます。

橋のまん中あたりにはベンチがありますが、隣に、まるで友達が座って話しかけてくれるような銅像があります。「もう一度考え直せよ」と語りかけています。

そして、24時間つながる命の電話も設けました。

119は、日本と同じで、救急と消防です。

下のボタンが、「生命の電話」です。

SOS 生命の電話

たくさんの暖かい言葉や、友達が語りかけるベンチがあるため、この橋を散歩などで利用する人の間で「ヒーリング橋」と呼ばれるようになりました。自殺防止のさまざまな活動が行われていますが、それでも、自殺を図る人は、なかなか減りません。

目次

漢江(ハンガン)の橋が自殺の名所です。

韓国は、以前は、自殺者が日本よりずっと少なかったのですが、今では、日本以上に自殺の多い国となりました。日本にも、自殺の名所があるように、韓国にも、名所があります。韓国の自殺の名所は、ソウル市内を流れる川、漢江(ハンガン)の橋の上です。

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