韓国の都市を日本の都市に例えると【釜山(プサン)、仁川(インチョン)、慶州(キョンジュ)】
韓国の釜山(プサン)、仁川(インチョン)、慶州(キョンジュ)を日本の都市に例えると、どこになるでしょうか?
一般的には「釜山は大阪」「仁川は横浜」「慶州は京都」と紹介されています。
これはある意味では正しいのですが、やはり違うと感じる部分が大きいです。
ここでは、歴史やイメージなどを考慮して、日本の都市に例えてみます。
目次 ▼
- ○ 1 韓国を日本で例えると
- ・韓国は関東地方と中部地方を合わせたくらい
- ・赤丸部分の日本では、人口は東京と首都圏に集中している
- ・赤丸部分の日本では、東京以外はすべて地方
- ・赤丸部分の中の地方の大学に、東京の人は行かない
- ○ 2 釜山(プサン・부산)を日本の都市で例えると
- ・大阪のような「第2の中心地」ではない
- ・釜山大学もただの地方大学
- ・釜山は、日本で言うと大阪ではなく名古屋が近い
- ○ 3 仁川(インチョン・인천)を日本の都市で例えると
- ・仁川には欧米人がいなかった
- ・イメージとしては工場の多い川崎のほうが近い
- ・仁川でも埋立地の新都市は別世界
- ○ 5 慶州(キョンジュ・경주)を日本の都市で例えると
- ・日本でいうと「京都」とよく紹介されている
- ・慶州は、奈良のほうが雰囲気として近い
- ・歴史の中で首都としての機能を持っていた時代も奈良のほうが近い
- ・逆に京都を韓国人に説明するのが難しい
- ○ 6 韓国では「大阪人は韓国人に近い」と言われている
- ・大阪人はせっかちだけど、情が厚い人たち
- ・大阪人は商人気質
- ○ 6 まとめ
- ○ ※ 韓国語を楽しく学んでみませんか?
1 韓国を日本で例えると
韓国の面積は、日本の約27%、人口は約41%です。
ですので、日本の中で例えると、
韓国は関東地方と中部地方を合わせたくらい
この赤丸部分で、面積はほぼ同じ、人口は韓国のほうが20%くらい少ないです。
赤丸部分の日本では、人口は東京と首都圏に集中している
韓国でもソウルと首都圏に人口が集中しています。
日本は人口の半分が東京と首都圏ですが、韓国もソウルと首都圏で全人口の半分です。
赤丸部分の日本では、東京以外はすべて地方
韓国でもソウル以外はすべて地方です。
人口の多い都市もありますが、すべて地方です。
日本も名古屋は人口の多い地方都市ですよね。
赤丸部分の中の地方の大学に、東京の人は行かない
ソウルの人も地方の大学に行きません。
ただ、韓国の場合、首都圏の大学に入れなくて、仕方なく地方に行く人はいます。
2 釜山(プサン・부산)を日本の都市で例えると
釜山は人口320万人の大都市です。
人口で見ると、ソウルに次いで2番目に大きい都市です。
そのため、日本で2番目の大都市、大阪に例えられますが、釜山は韓国では地方都市です。
大きな貿易港もありますし、経済力はあります。
でも、文化的な求心力はありません。
ソウルを親分とすると、釜山は子分の中で体が一番大きいだけです。
大阪のような「第2の中心地」ではない
大阪は全国から人が集まる日本の2番目の中心地ですよね。
全国放送のテレビ番組が大阪のテレビ局から流れたりするので、芸能人やタレントが東京と大阪を行ったり来たりしていますが、韓国では、芸能人やタレントがソウルと釜山を行ったり来たりなんてありえません。
釜山大学もただの地方大学
韓国には日本の京都大学や大阪大学のような大学はありません。
釜山は、日本で言うと大阪ではなく名古屋が近い
名古屋も人口が多く、経済力があり、大きな貿易港があります。
でも、中部地方以外では、文化的な求心力はありません。
文化的求心力があるかないかが大阪との違いです。
韓国は、日本で言うと「関東地方と中部地方」くらいの国です。
その中では、名古屋は、人口が一番多い地方都市です。
そう例えるとわかりやすいと思いますが、いかがでしょうか?
3 仁川(インチョン・인천)を日本の都市で例えると
仁川はソウルの貿易港です。
日本に例えると東京の貿易港である横浜です。
仁川も横浜も古くからの港町だったので華僑が多く住んでいました。
そのため共に中華街があります。
仁川には欧米人がいなかった
そのため、横浜のような「洗練されたおしゃれな」イメージがありません。
日本人に「横浜に住んでいます」と言うと「いいところに住んでいますねぇ」と言われますが、
韓国人に「仁川に住んでいます」と言っても、誰も「いいところに住んでいますねぇ」とは言いません。
お金がないからソウルに住めないんだな、と思うだけです。
イメージとしては工場の多い川崎のほうが近い
工場地帯のほうは空気が悪いし、工場労働者が多くいるイメージで、川崎の工場地帯のイメージに近いです。
最近は「工場夜景」が人気です。川崎と同じです。
仁川でも埋立地の新都市は別世界
とてもきれいな人工都市で、仁川生まれの人たちより他都市出身者のほうが多いです。
5 慶州(キョンジュ・경주)を日本の都市で例えると
慶州は紀元前1世紀から10世紀まで存在した新羅国の首都です。
韓国人にとっては「修学旅行で行く所」というイメージですが、ユネスコ世界遺産に登録されているため、日本からだけでなく外国からの観光客も多く訪れる場所です。
日本でいうと「京都」とよく紹介されている
逆に、日本の京都は、韓国で言うと慶州と紹介されたりしています。
京都と慶州が姉妹都市になっていることが一番の理由のようです。
慶州は、奈良のほうが雰囲気として近い
慶州の人口は25万人です。田舎ののんびりした所ですから、人口145万人の京都とは雰囲気が全然違います。
歴史の中で首都としての機能を持っていた時代も奈良のほうが近い
どうして慶州の姉妹都市が奈良ではなく京都かなぁと思います。
逆に京都を韓国人に説明するのが難しい
「昔から長い間、日本の首都だった所」という説明もありますが、韓国人の認識では、江戸時代には、徳川のいた江戸が首都です。
ですので、歴史の説明からしなければならなくなります。
日本人に韓国のことを説明したり、韓国人の日本のことを説明する機会は多いですが、簡単そうなことでもいつも悩みます
6 韓国では「大阪人は韓国人に近い」と言われている
大阪人はせっかちだけど、情が厚い人たち
というのは、日本を知る韓国人の常識です。
確かに東京人よりは大阪人のほうが韓国人の気質に近いですが、でも、冗談には冗談で返す、そんな習慣は韓国人にありません。
つまらない冗談には「寒い~」です。東京人と同じです。
大阪人は商人気質
だから、言葉を大事にするし、人との関係を大事にするんですよね。
そこから、相手がどんなつまらない冗談を言っても、必ず冗談で返す習慣ができたり、みんなでいっしょに食べることを楽しんだり。
そして、反面、商人はお金で動きますから、実は合理的だったり。
また、歴史的に町奉行が少なかったせいもあって、今もルールをあまり守らなかったり。
日本の中ではちょっと特殊な人たちですが、世界的には標準的な人たちではないかと思います。
6 まとめ
一般的な見方とは少し違う見方もできます。
でも正解はありません。
日本と韓国は、国も文化も違うので、都市を例えると言っても、まったく同じにはなりません。
しいて言えば、というくらいの例えなので、あまり深く考えずに、そういう見方もあるか、くらいに楽しんでいただけますと幸いです。
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監修者

<出身大学>
新丘大学家庭教育学部
<略歴>
ソウル出身。韓国語教育が専門分野。2006年に来日し、2011年より韓国語教室ハングルちゃんの共同経営者兼主任講師。 生徒たちが積極的に参加しやすい雰囲気を作り、能力を最大限に引き出す指導スタイルが評判。

内田 昌弘 (うちだ まさひろ)
韓国語教室ハングルちゃん代表
<資格>
通訳案内士韓国語(国家資格)
日本語教育能力検定
高等学校と中学校教員1種免許状(数学)
<出身大学>
京都大学農学部卒業
<略歴>
東京生まれ千葉県育ち。韓国在住(歴)15年、1996年から2006年までの11年間は、韓国最大規模の語学学校(YBM学院)にて日本語部門の教授部長。2011年6月に韓国語教室ハングルちゃんをスタート。